人間の部位ごとに見る進化論
この本はテーマ毎に進化を見ていきます。
「膜」「口」「骨」「眼」「肺」「脚」「羽」「脳」「性」「命」
全10項目。
新書のため、それぞれの説明は簡潔です。
しかし、その簡潔さは進化についての知識がない人にとっての入門書としては優れています。
そして、進化に興味を持ち始めた人にとっては、とても興味の引かれる本です。
例をいくつか上げると、
・生物の無生物(ウイルス)の違い(p17~)
・人は最初に凹んだことろが肛門、エビはその逆(p38)
・顎を持つ魚の子孫(p43)
・顎で音を聞いていた(p47)
・動物が持つ様々な骨格はカンブリア紀に発明される(p60)
・動物の多様性はカンブリア爆発で突然一気に増大、そしてその理由(p62)
・生物の体づくりには限界がある(p69)
・人の祖先は目を3つ持つ(p82)
・肺から浮き袋へ進化(p94)
・飛行の起源は坂を駆け上がること(p130)
・人類の進化におけるガソリンは肉食(p148)
・二足歩行に進化した理由(p151)
・赤の女王仮説とは(p164)
・女が大きな家(卵子)を持つのではなく、大きな家を持つものを女と呼ぶ(p172)
など(本書より引用)。
このようなことに興味があるけど、難しいのは嫌だ、という人におすすめの本です。
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