山とは何か。山が作られる条件とは【山はどうしてできるのか―ダイナミックな地球科学入門(ブルーバックス)】19冊目

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山はどうしてできるのか

 

 

山はどうしてできるのか

 

あたりまえのように「そこにある」山は、いつ、どのようにしてできたのか──。
あなたはこの問いに正しく答えられますか?
実は「山ができる理由」は古来から、地質学者たちの大きな論争のテーマでした。
山の成因には、地球科学のエッセンスがぎっしりと詰まっているのです。
本書を読めばなにげなく踏んでいる大地の見え方が変わってくることでしょう。

(内容紹介より)

 

「海はどうしてできたのか」、「川はどうしてできるのか」の3部作の1つ。

 

本書は山を見ていきます。

 

山を取り巻く7つのテーマ

本書はテーマが7つあります。 

 

・世界一高い山はエベレストか
・山を見るための4つの視点
・山の高さとは何か
・論争の夜明け
・大陸は移動する
・プレートとプルーム
・山はこうしてできる(断層運動、付加体、大陸衝突ほか)
・山はこうしてできる(火山活動)
・山はこうしてできる(花崗岩、蛇紋岩、石灰岩の山)
・日本の山のなりたち
・プレートの循環、山の輪廻

 

山についての基本的な知識、山の成り立ち、そもそも山とは何か。

 

それらを「山初心者」にも分かりやすく、丁寧に解説しています。

 

また、絵や図、写真も使われているため、視覚的にも頭に入ってきます。

山に関連する様々な仮説や理論が語られながら、ウェゲナーの大陸移動説へ。

 

そして海溝、プレート、大陸移動、地球の地磁気など、地球全体と絡む「山」という存在。

 

地球にも人類にも影響を与えてきたスケールの大きさ。

 

それが山の魅力であり、本書の魅力でもあります。

 

山というものに興味はあるけど、難しい本は敬遠したい、という方におススメの本です。