【物語 中国の歴史―文明史的序説】
本書は文明をキー・ワードにして、文明のかたちを中心に、「史記」が描く五帝の時代から清朝滅亡までの歴史を叙述。
(カバーより)
伝説の五帝から清朝滅亡までを新書サイズにまとめた本。
この本は文明・文化が中心に据えられているため、教科書的な中国史記述ではありません。
むしろ、教科書的な歴史の本筋を事前に頭に入れた後に読む本です。
一通り中国史について学んだけど、もう少し詳しく知りたい、という方におすすめです。
また、孔子、曹操、諸葛亮、孝文帝とフウ(ニスイに馬)太后、則天武后、王陽明などの人物についても簡単ではありますが、経歴に文字を割いています。
コラム
章の最後に1ページのコラムが1~3つ載っています。
・聖人の系譜
・元祖悪女
・匈奴について
・シルクロード
・太平道と五斗米道
・紙の発明
・知識人の立場
・竹林の七賢
・大運河
・独眼竜
・君子の争い
・食は中華に在り
・長髯の宰相
・杭州と泉州
・西洋取宝船と天文航海法
・「湖広熟すれば天下足る」
・ドルゴンにあった日本人
・三跪九叩の礼
・香港略史
これらも興味深く、理解や知識の深掘りの助けになります。
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